茶葉を焙煎することで、独特の香ばしさや甘みが出ることで知られる「ほうじ茶」。
ほうじ茶はカフェインやタンニンが少ないため、クセがなく、非常に飲みやすいのも特徴のひとつです。
今回はそんなほうじ茶を自宅で楽しむ方に向けて、美味しい入れ方の手順を詳しくご紹介!
より美味しく入れるためのコツも合わせて解説していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ほうじ茶の美味しい入れ方
それでは早速、ほうじ茶の美味しい入れ方を手順ごとにみていきましょう!
1.お湯の温度は、90℃程度がベスト。沸騰したお湯を一度冷ますか、沸騰直前のお湯を使うようにしてください。
2.茶葉の量は、1人分で3gほど。1リットルなど多めに入れる場合は10〜15g程度が目安です。また、茶葉を湯に浸す前に、軽く振って茶葉の粉を落とすと、より良い味わいになります。
3.1人分の場合、お湯は130mlほどが目安です。お湯を注いだら、まず10秒程度蒸らしましょう。その後、10〜30秒浸してから、お好みの濃さになるまでお湯を注いでいきます。
4.次の注ぎの際は、浸す時間を5〜10秒程度長くしましょう。3回目以降は30秒程度浸してから注ぐのがおすすめです。
5.入れ終わったら、茶葉を入れた急須やポットは、水で洗わずに乾燥させると良いでしょう。そのまま乾燥させることで茶葉の油分や香りが急須に染みつき、より味わいが良くなります。
以上が、ほうじ茶の美味しい入れ方となります。
一度この方法で入れてみて「濃いな」「薄い」と思ったら茶葉の量や浸す時間を調整してくださいね。
ほうじ茶をより美味しく入れるためのポイント
上記の方法がほうじ茶の美味しい入れ方となりますが、より美味しい味わいにするために次のポイントを押さえることも大切です。
まず、お湯の温度。
ほうじ茶は火を通すことで甘みが出るため、90℃程度のお湯を使うと良いでしょう。
沸騰したお湯を一度冷ますか、沸騰直前のお湯を使うと、温度調整がしやすいのでぜひ試してみてください。
適温を心がけることで、風味をしっかり引き出すことができますよ。
次に茶葉の量。
茶葉の量は1リットルあたり10〜15g程度が目安となります。
また、茶葉の種類によっても淹れ方が異なる場合があります。
例えば、粉末のほうじ茶は茶葉の量が少なめでも風味を引き出せます。
1リットル入れる場合でも茶葉の量は5〜7g程度でしっかり味が出るので試してみてください。
浸す時間については、最初の1回目は10秒程度蒸らした後、10〜30秒程度浸しましょう。
次の注ぎの際は、浸す時間を5〜10秒程度長くして、3回目以降は30秒程度浸してから注ぎ足すのがベスト。
また、お湯を注ぎ終わった後、急須の蓋を少し開けておくと、湯気が抜けて風味が良くなります。
ご紹介した通り、茶葉を入れた急須やポットは、洗わずに乾燥させると油分や香りが染みついて味わいが良くなります。
とはいえ、急須やポットに茶渋が残っていると、次に入れるお茶の風味に影響することも。
汚れてきたと感じたら、定期的に洗うようにしてくださいね。
ほうじ茶の効能や歴史・生産地
そもそもほうじ茶は、日本茶の一種で、茶葉を炭火で焙煎して作られます。
あの独特な香ばしい香りと甘味は、焙煎をしているからこそ出るものなのです♪
そんなほうじ茶には次のような効果が期待できます。
・血糖値を下げる効果
・ストレス解消効果
・リラックス効果
・美肌効果
これらの効果を与えてくれるのは、ほうじ茶に含まれているカテキンやカフェイン、ビタミンC、ポリフェノールなど。
これらの効果から、ほうじ茶は健康や美容に良いお茶としても知られています。
ほうじ茶の歴史は古く、江戸時代にはすでに存在していました。
当時は、茶葉が高価であったため、古い茶葉を再利用するために焙煎して飲まれていました。その後、焙煎することで香りが良くなることがわかり、現在では広く親しまれるようになったのです。
ほうじ茶の生産地は、静岡県や京都府、熊本県、宮崎県などです。
静岡県では、茶葉の品質や焙煎技術が高く評価され、多くのほうじ茶が生産されています。京都府では、茶葉を低温でゆっくりと焙煎する「宇治焙じ茶」が有名です。
熊本県や宮崎県では、茶葉の品種によって異なる味わいのほうじ茶が生産されています。
生産地地ごとのほうじ茶の飲み比べ、なんてことをするのも楽しいかもしれませんね♪
まとめ
ほうじ茶はご紹介した美味しい入れ方をすることで、より味わい深くいただくことができます。
また、ほうじ茶には様々な健康、美容効果が期待できるので、習慣的に取り入れてみるのもおすすめですよ♪
ほうじ茶を自宅で飲むという人は、ぜひご紹介した美味しい入れ方を参考にしてみてくださいね。
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