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熟睡したのに日中眠くなるのはなぜ?眠気の原因と対策を徹底解説!

「仕事の最中に、いつも眠くなる」
「熟睡しているのになぜ?対策が知りたい」

このように思っている方も多いのではないでしょうか?

夜しっかり寝ているはずなのに、強い眠気に襲われると、仕事や作業が進まず、困ってしまいますよね?

そこで本記事では、熟睡しているのになぜ眠気を感じるのか?

気になる原因や対策を詳しくご紹介していきます。

日中、強い眠気に襲われることが多くて困っている…という方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

なぜ日中に眠くなる?原因6つ

それでは早速、なぜ日中に眠くなるのか、その原因から見ていきましょう!

①睡眠が浅い

睡眠時間はじっくり取っているのに日中眠気を感じる方は、睡眠そのものが浅くなっている可能性があります。

睡眠が浅くなる原因は、睡眠の環境が整っていないから。

具体的には、枕などの寝具が合わない、照明が明るすぎるといったことが挙げられます。

また、就寝前の飲酒や喫煙、カフェインの摂取なども睡眠の質を下げる大きな原因に。

「夜中によく目が覚める」
「朝起きても全然疲れが取れていない…」

このような方は、睡眠そのものが浅くなっている可能性があるので、一度自分の睡眠環境を見直してみてください。

②睡眠時間が足りない

実は、日本人は世界的に見ても睡眠時間が短いといわれています。

厚生労働省の情報サイト「e-ヘルスネット」によると、日本女性の平均睡眠時間は7時間33分、男性は7時間52分となっています。

出典:睡眠と生活習慣病との深い関係 | e-ヘルスネット(厚生労働省) (mhlw.go.jp)

図を見てわかる通り、他の国々が8時間以上であるのに対し、日本は男女とも7時間台。

特に女性は家事や育児の負担が大きく、平日、週末と問わず寝不足の傾向があるといわれているのです。

③体内時計が乱れている

日本人の約2割は、「早番」「遅番」といった勤務体制であることもわかっています。

早番⇒遅番と勤務時間がズレれば、当然体内時計もズレてしまい、結果的に睡眠の質が悪くなることも考えられます。

また、若い世代の人たちは、平日と休日の起床時間がズレていることが多く、平均して休日は平日の2~3時間遅くなっているともいわれています。

このような生活を送っていれば、当然体内時計も乱れ、睡眠の質も低下してしまうのです。

④就寝前のスマホ、パソコン操作

現代人に欠かせないスマホやパソコン。

便利な反面、これらを就寝前に使用すると、脳が覚醒してしまうため注意が必要です。

その原因は、スマホやパソコンといったデジタル機器の画面から発せられる「ブルーライト」。

ブルーライトは体内時計を調整したり、眠気に繋がる「メラトニン」というホルモンの分泌を抑えてしまうのです。

スマホなどのデジタル機器は、就寝1~2時間前には使用を控えるようにしましょう。

⑤血糖値が急激に低下している

食事を通じて炭水化物などを摂取すると、ブドウ糖が分解されて血液中に入り、血糖値が上昇します。

血糖値が上昇すると、膵臓から「インスリン」というホルモンが分泌され、結果的に血糖値が下がります。

このインスリンは、血糖値が急激に上昇すると多く分泌されるので、今度は血糖値が急激に低下してしまいます。

その結果何が起こるかというと、それがまさしく「眠気」。

食後に眠くなることが多いという方は、急激な血糖値の上昇⇒低下が関係している可能性があります。

心当たりがある方は、ゆっくり食事をしたり、野菜から食べるなど、工夫してみてください。

⑥睡眠障害

日中眠くなることが多い方の中には、睡眠障害が原因となっていることもあります。

もし、日中強い眠気が続いたり、仕事をはじめとした生活に支障が出ている場合は医療機関を受診しましょう。

睡眠障害が原因で眠気を感じる場合、適切な検査、治療を行うことで症状が改善する可能性があります。

日中に眠気を感じる睡眠障害は、具体的に次のようなものが挙げられます。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠時に無呼吸の状態を繰り返す病気です。

一晩7時間睡眠で、10秒を超える無呼吸が30回以上続く場合、睡眠時無呼吸症候群と診断されるようです。

睡眠時無呼吸症候群の厄介な点は、自分では気付けないということ。

そのため、知らないうちに睡眠時無呼吸症候群を患っている方も多く、潜在患者数は300万人に達するのではないか?ともいわれています。

適切な検査や治療を行えば改善することも多いですが、放置していると高血圧や心臓循環障害などに繋がる恐れがあるため注意が必要です。

日中に強い眠気を感じることが多い方は、一度簡易的な検査を行うのがおすすめですよ。

ナルコレプシー、特発性過眠症

日中、突如として強い眠気に襲われ、勉強や仕事に支障をきたす場合はこちらの症状の可能性があります。

具体的な症状は、日中に感じる非常に強い眠気の他に睡眠麻痺や金縛り、入眠時に幻覚を見る、などです。

症状が出ると睡眠に対して恐怖心を抱くこともありますが、適切な検査、治療を行うことで症状を緩和することが可能です。

うつ病

うつ病になると、気持ちがひどく沈んだり、物事に興味を持てなくなります。

そのため日々の生活や仕事にも支障をきたしてしまうケースも少なくありません。

睡眠は、メンタル面も深く関わっており、うつ病の方の中には「眠れない」「夜中に目が覚めてしまう」と悩む方も多いです。

最近不安や焦りを感じることが多い方、何かと自分を責めてしまう方などは、一度専門機関へ相談に行くのがおすすめです。

PMS(生理前症候群)

PMSとは、月経の3~10日ほど前から女性の心身に現れる不調のこと。

症状が出るのは月経前で、月経が始めると症状が軽くなる、無くなるのが特徴です。

PMSの症状は女性によって異なりますが、腹痛や頭痛、めまい、イライラ、そして眠気を感じる方が多いです。

症状が軽度な場合は食事療法をするなどして治療を行うことが多いですが、必要に応じて薬物療法を行うこともあります。

月経前に不調を感じることが多い女性は、ぜひ一度産婦人科を受診してみてはいかがでしょうか?

日中、眠くなる方におすすめの対策9選

ここからは、日中に眠くなる方に試していただきたい対策を9つご紹介します。

すぐできる対策ばかりなので、まずは下記の方法を実践してみてください。

①カフェインを摂取する

コーヒーや紅茶に含まれるカフェインは、覚醒作用があり、眠気を覚ますことができます。

カフェインが多く含まれている飲み物は次の通りです。

・コーヒー
・紅茶
・ウーロン茶
・玉露
・煎茶
・エナジードリンク

カフェインはこれらの飲み物に含まれていますが、飲む場合は注意点もあります。

それは、カフェインの感受性は人によって異なるということ。

1杯程度なら何ともない!という方もいれば、カップ半分だけで無理…。という方もいます。

カフェインは多く摂ると震えや下痢、吐き気などを引き起こすことも。

カフェインを含む飲み物を摂取する場合は、自分の体調に合わせて、飲み過ぎないよう注意してくださいね。

②目薬をさす

続いておすすめなのが、目薬をさすことです。

目薬は爽快感があるものも多く販売されていて、さすと目がスッキリして眠気が覚めます。

また、目薬の中には眼精疲労やドライアイの改善に繋がるものもあります。

日中眠くなる方が多いという方は、自分に合った目薬をひとつ持っておくと良いでしょう。

③ストレッチをする

ずっと同じ体勢で仕事や作業をしていると、日中眠くなることも多いです。

また、同じ姿勢は体の血行が悪くなり、余計眠気が促されてしまう恐れも。

そこでおすすめなのが、軽いストレッチです。

ストレッチは血行を良くしてくれますし、交感神経を刺激するので眠気を覚ますことができます。

具体的には両手を思いきり天井に上げて体を伸ばしたり、椅子に座りながら上半身をひねる、といったストレッチがおすすめです。

④ガムを噛む

爽快感のあるミント味などのガムは、眠気覚ましに効果的です。

また、最近はカフェイン入りのガムなどもあります。

よりしっかり眠気を覚ましたい方はこのようなタイプを活用すると良いでしょう。

⑤少し息を止めてみる

咄嗟の眠気への対策なら、この方法がおすすめ。

やり方は、息をなるべく吐き切ってから、数秒呼吸を止めるだけ。

少し苦しくなるまで息を止めることで、脳が酸素を取り込もうとして活性化し、眠気を覚ますことができます。

この方法は、ガムや目薬などが手元にない時に効果的な対策!

ですが、無理をするとめまいなどに繋がる可能性があるので、その点は注意してくださいね。

⑥耳を引っ張る

実は、耳にはたくさんのツボがあります。

強めに摘んで、左右上下に耳を引っ張ってみてください。

耳は脳や頭に近い部分。

程良い刺激を与えることで、眠気を覚ます効果が期待できます。

⑦歯磨きをする

歯磨き粉はミントやメンソールの成分が含まれており、爽快感があります。

そのため、歯ブラシは目覚ましに効果的!

特に昼食後は血糖値が乱高下すると眠気を感じやすくなることも。

「昼食を食べた後はいつも眠くなる…」という方は、ぜひ食後の歯ブラシを習慣化してみてくださいね。

⑧部屋の換気をする

実は、空気中の二酸化炭素の濃度が高くなると、倦怠感や耳鳴りなどが起こりやすいといわれています。「空気がこもっているな」と感じたら、ぜひ換気してみてください。

新鮮な空気を取り入れることで、気持ちもリフレッシュし、より仕事や作業に集中しやすくなりますよ。

⑨血糖値が急に上がらないように工夫する

ご紹介したように、食事をすると血糖値が急激に上昇し、インスリンが分泌され、今度は急激に低下します。

このような血糖値の乱高下が起きると、それが原因となり結果的に日中の眠気を引き起こしてしまうのです。

このパターンの眠気に効果的な対策は、食事の際、次のような工夫をすることです。

・1日3食規則正しく食べる
・食物繊維を多くとる
・玄米や全粒粉のパンなど、消化に時間がかかる食品を選ぶ
・炭水化物(ご飯・パン)の前に、野菜や海藻を食べる
・早食いせず、ゆっくり食べる

これらの工夫を意識するだけで、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。

朝食後、昼食後にいつも眠くなる方は、ぜひこの対策を実践してみてくださいね。

まとめ

日中眠たくなると、仕事や作業に集中できなくなり、困ってしまいますよね?

日中眠たくなるのには、必ず何かしら原因があります。

記事を読んで「これが原因かもしれない」と思うことがあれば、まずはその原因となる習慣を控えるようにしましょう。

日中眠気を感じる場合は、記事内でご紹介した対策を行うことで、ある程度改善することができますよ!

ただ、日中強い眠気を感じる場合は、睡眠障害が原因の可能性もあります。

対策をしても改善しない場合は、医療機関への診察を検討してみてくださいね。

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