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読書はうつ病にも効果がある?不安な気持ちに効くおすすめの本5選

昔から私たちの生活のそばにある本。

知識を与えてくれたり、別世界を体験させてくれる本ですが、実は精神的な不安やストレスを緩和する効果があり、「読書セラピー」と呼ばれるケアも存在するなど、精神面のサポートとして活用されています。

今回は、読書のどういった点がうつ病や精神的な不安に効果があるのか、また不安な気持ちの時に読んで欲しい、おすすめの本を5冊ご紹介していきます。ぜひ最後まで記事をチェックしてみてくださいね。

目次

「読書療法」はストレス解消効果が高い

読書が精神面に良い影響を与えるという認識は、古代ギリシャからあったと考えられています。その証拠に、古代ギリシャの図書館のドアには「魂の癒しの場所」と記されていたといいます。つまり、当時の人々にとっても、本が与える知識や世界観は大きな癒しに繋がっていたのです。

「読書療法」が本格的に編み出されたのは、1930年代、アメリカのメニンガー兄弟が研究を始めてからです。兄のカール・メニンガーは心の問題をケアするために、多くの人が読書をしているという点に注目し、読書や心にどのような影響をあたえるのかを研究して公開しました。

それ以来、ノイローゼやアルコール依存に悩んでいる人へのケア方法として「読書療法」が広がるようになり、今に至ってします。

読書療法の形式は幅広くあり、一人で本を読むこともできますが、集団で読書をしたり作文や作詞を書くことも読書セラピーに入ります。また、マンガや実用書でもOKなので、まずは興味がある本を手に取ってみてはいかがでしょうか?

「読書は疲れる」と思っている時の対処法

うつ病の時は脳の処理能力が低下してしまうことがわかっています。
不安な気持ちを抱えてながら過ごしている方は、活字やテレビといった多くの情報を得るのを「疲れる」と感じることも多いかもしれません。

ここからは、そんな「読書は疲れる」と思っている方に向けて、おすすめの対処法をご紹介していきます。

①まずはゆっくり休む

少しの不安感なら時間が経てば良くなることもありますが、うつ病となるとそう簡単にできないことも多いです。特にうつ病の初期の段階は心がとても疲れていることが多いので、読書という行為そのものが負担になってしまうことも。

何もしたくない時、「できない」と思った時は決して無理をせず、休んだり、のんびり好きなことをしたり、ボーっとしながら過ごしましょう。

読書療法を始める時は、決して無理に始めるのではなく「そろそろ何かしたいな」と思ったタイミングでおこなうようにしてくださいね。

②図書館へ行く

うつ病などの不安な気持ちが少し回復してきたら、ぜひ図書館に行ってみてください。図書館は無料で多くの本を読むことができる、絶好のスポット。

心の体調が優れない時は、経済的な出費はかえってストレスに繋がることもあります。図書館なら無料でたくさんの本が楽しめますし、お金もかからないので一石二鳥です。

また、図書館に行くこと、つまり外出するためには服を着替えて身だしなみを整えなくてはなりません。この一連の行動がうつ病のリハビリにもなりますし、図書館である程度の時間を過ごすことで時間の拘束にも少しずつ慣れることができます。

読書をすると、たったの6分間でストレス解消効果が得られるというのも研究でわかっています。
ちょっとした時間に、ぜひ気になる本を手に取ってみてくださいね。

③文字の少ない本を読む

読書とはいっても、文章を多く読むのが疲れる時は無理をする必要はありません。本の情報量に疲れるなら、文字の少ない画集や写真集などを読みましょう。

「読まなければならない」という義務感に捉われるのではなく、自分が心地良いと思える本を手に取ってみてください。

読書をする時は、周辺環境にもこだわろう

ストレスが溜まっていたり、不安を多く抱えているという人は、読書を取り入れることで多くのメリットを得ることができます。ですが、読書自体は良くても周辺の環境が良くないと、かえってストレスが溜まってしまうこともあるので注意が必要です。

電子書籍をスマホやタブレットで読むのも良いですが、夜寝る前にブルーライトを浴びてしまうと脳に刺激が加わり、快適な睡眠に繋がりません。夜読書をすることが多いという場合は、「読書灯」を用意しましょう。

読書灯は部屋が暗くても手元を明るく照らすことができるので、リラックスした状態で本を読み進めることができます。

卓上に置けるタイプや、本棚やベッドサイドなどに置けるタイプなど様々な種類があるので、この機会に探してみてはいかがでしょうか?

不安な気持ちにピッタリなおすすめの本5選

ここからは不安な時にぜひ読んでいただきたい、おすすめの本を5つご紹介していきます。
「読書はしたいけど、どんな本を読もうか迷っている」という人は、ぜひ参考にしてください。

①「365日のしあわせ」(ディスカバー・クリエイティブ)

「毎日がちょっと楽しくなるヒント」を収録した温かい1冊。

「新しいせっけんの泡」
「傘をくるくるまわす」
「レアの柔らかいステーキ」
「月を眺める」…

ふと、毎日目にすること。
ちょっとした幸せだけど、つい忘れてしまうこと。
そんなささやかな「幸せ」がたっぷり詰まっています。

イラストレーターのNozomi Yuasaさんが手がけたイラストも絵葉書のようで、心がホッと温かくなる一冊です。
自分で読むのはもちろん、プレゼント用として誰かに贈るのもおすすめです。

②&Premium 4 心が動く、言葉の力。(マガジンハウス)

綿矢りさ、大下容子、三島有紀子、松本穂香、YOU、松重豊、KREVA、内田篤人、平野レミ、くまモン、片岡千之助、柚木沙弥郎…。

こちらのマガジンには、各界で活躍する人たちからの「私の心を支えてくれる言葉」が集約されています。

ビヨンセやレディーガガなどの卒業スピーチ名作集やドラマや映画の名言も紹介されていて、雑誌を開けば、あなたの心を打つ言葉がきっと見つかるはずです。

③1秒で不安が吹き飛ぶ言葉(ダイヤモンド社)

2019年6月からTwitterの投稿をスタートした、ゲイの精神科医であり、コラムニストのTomyさん。「仕事では1日数十人しか診察できないけど、Twitterならより多くの人に言葉を届けられる!」と思い、Twitterでの発信をスタート。
そんなTomyさんのTwitterは半年も経たないうちにフォロワー数が10万人を超え、瞬く間に大人気となりました。

本書は、そんなTomyさんが呟いてきた言葉の数々を収録。

「他人はガッカリさせていい」
「人間関係は改善しなくていい」

本の中には、張り詰めた心がスッと軽くなるようなアドバイスがたっぷり。
ぜひ一度手に取って読んでみてください。

④会話がしんどい人のための話し方・聞き方の教科書(アスコム)

「日本一忙しいラジオアナウンサー」とも称される、日本放送アナウンサーの吉田尚記氏による本。
吉田氏は業界内との関わりも深く、コミュ力の塊のような存在かと思いきや、実は「元コミュ障」と自称するほど人とコミュニケーションを取るのが苦手だったそうです。

本書は、そんな吉田氏が20年間試行錯誤した会話術を具体的に解説。
脳科学やアドラー心理学など専門的な知識を踏まえて、分かりやすく紹介しています。

こちらの本の特徴は、今日からすぐに実践できる具体的な話し方、聞き方が解説されていること。
「教科書」として販売しているのも頷けます。

会話に対して苦手意識がある人や、会話するのが怖いと感じている人、もっと会話を楽しみたいと思っているけどどうすれば良いか分からない人は必読の一冊です。

⑤「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本(飛鳥新社)

人口の15~20%、5人に1人が当てはまるとされている「HSP」

HSPは「生まれつき繊細な人」のことで、人の感情や場の空気を深く読み取り過ぎてつかれてしまったり、物音や光、においなどを敏感に感じたり、共感しやすいといった特徴が挙げられます。そんな「繊細さん」は人の機嫌や細かい点を察知しやすいため、疲れやすく、ストレスが溜まってしまうことも多いです。

本書はそんな「繊細さん」が楽に生きられるコツや、自分の繊細さを活かす技術などを丁寧に解説しています。

「周りに機嫌が悪い人がいると、すぐにわかるし気になる」
「長時間人と一緒にいると疲れてしまう」
「小さなミスに気付いて、仕事に時間がかかってしまう」

このように感じている人は、本書を読むことでより自分のことを大切にしながら、楽しく生きていくためのヒントを見つけられるかもしれません。

まとめ

読書はストレスを和らげる効果があります。

現在、何か不安や悩みを抱えているという方は、本を読むことでそのストレスが軽減することもあるので、ぜひ気になる本を手に取ってみてください。

ご紹介した本は、どれも人気が高く不安に感じている時こそ読んでいただきたいものばかり。気になる本があれば、この機会に手に取ってみてくださいね。

ストレス軽減におすすめの本はこちらの記事でも詳しくご紹介しています。

よければこちらもぜひ読んでみてくださいね。

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